AI/DX製造業
セキュアな社内版ChatGPT構築
Azure閉域網内にセキュアなChatGPT環境を構築。Microsoft 365と連携し、情報漏洩リスクゼロで業務効率を大幅向上しました。
2025/1/8
5ヶ月

クライアント情報
- 企業名
- 大阪の製造業B社
- 規模
- 従業員数300名
- 地域
- 大阪府
プロジェクト期間
- 期間
- 5ヶ月
- フェーズ
- フェーズ1: セキュリティ要件定義・設計(1ヶ月)
- フェーズ2: Azure環境構築・閉域網設定(1ヶ月)
- フェーズ3: Microsoft 365連携開発(2ヶ月)
プロジェクト体制
- チーム規模
- エンジニア6名
- 役割
- セキュリティアーキテクト
- クラウドエンジニア
- AIエンジニア
課題・背景
セキュリティとAI活用の両立
1
ChatGPTを業務で使いたいが、機密情報の漏洩リスクが懸念
2
複数のシステム(Redmine、JIRA、Backlog)が分散しており、情報の一元化が困難
3
Microsoft 365との連携が不十分で、ファイル検索に時間がかかる
4
従業員がChatGPTを個人アカウントで利用しており、ガバナンスが不十分
ソリューション
Azure閉域網内にChatGPT環境を構築し、情報漏洩リスクをゼロに。Microsoft 365(Teams、OneDrive、SharePoint)と完全連携し、社内ポータル、承認ワークフロー、人事・総務システムと統合。チャット型UIで履歴管理・監査可能な環境を実現。
主要機能・特徴
Azure OpenAI Service を閉域網内に配置
Microsoft 365(Teams、OneDrive、SharePoint)と完全連携
社内ポータル、予約システム、承認ワークフローとの統合
外部システム(Redmine、JIRA、Backlog)とのセキュアな連携
チャット履歴の一元管理と監査機能
ユーザー権限管理とアクセスコントロール
システムアーキテクチャ
Azure Private LinkでAzure OpenAI Serviceを閉域網内に配置。Microsoft 365と連携し、ファイル検索、承認ワークフロー、社内ポータルを統合。外部システムとはVPN経由でセキュアに接続。
使用技術スタック
フロントエンド
ReactTypeScriptMicrosoft Teams SDK
バックエンド
Azure FunctionsAzure App ServiceNode.js
データベース
Azure SQL DatabaseAzure Cosmos DB
インフラ
Azure Private LinkAzure VPN GatewayAzure AD
AI・機械学習
Azure OpenAI ServiceGPT-4
導入効果・成果
定量的効果
0%
情報漏洩リスク
閉域網内での運用により情報漏洩リスクをゼロに
80%削減
ファイル検索時間
Microsoft 365連携により検索時間を大幅短縮
60%削減
承認ワークフローの処理時間
AIによる下書き作成で承認処理が迅速化
定性的効果
セキュアな環境でChatGPTを活用でき、従業員の生産性が向上
複数システムの情報が一元化され、業務効率が大幅に改善
ガバナンスが強化され、コンプライアンスリスクが低減
お客様の声
セキュリティを担保しながらChatGPTを活用できる環境が整い、安心して業務に活用できています。Microsoft 365との連携も素晴らしく、業務効率が格段に向上しました。
プロジェクトハイライト
Azure閉域網内でのセキュアなChatGPT環境構築
Microsoft 365との完全連携でシームレスな業務フロー
複数の外部システムとのセキュアな連携
監査機能により、コンプライアンス要件を満たす

